近年、自分が亡くなったあとの財産について、どのようにするかを元気なうちに考えておく人が増えています。
遺族からの財産を引き継ぐ側も、
相続についてはきちんと理解しておく必要があります。
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相続の意味
相続とは、亡くなった人が持っていた財産を配偶者や子供が引き継ぐことを言います。
この財産には、負債も含まれています。
亡くなった本人のことを「被
相続人」と呼び、残された財産を引き継ぐ人のことを「
相続人」と呼びます。
民法で定められた
相続人のことを「法定
相続人」と呼びます。
必ず
相続人になれるのが、亡くなった人物の配偶者です。
その次からは亡くなった人物との続柄によって、第1順位は子、第2順位は親、第3順位は兄弟姉妹のように
相続をする優先順位が決められています。
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不動産も
相続財産の対象になる
相続する財産には、プラスの財産とマイナスの財産があります。
プラスの財産は、預貯金や有価証券類、借地・借家、自動車や貴金属をはじめとした家財道具となります。
不動産も
相続財産の対象となり、
相続された
不動産のことを
相続物件と呼びます。
一方、マイナスの財産は、各種ローンによる借金、クレジットカードの未払いなどの債務、固定資産税や住民税などの税金となります。
残された
不動産すなわち
相続物件を売却して現金化する場合は、
相続税以外に譲渡所得税という税金もかかります。
▼まとめ
亡くなった人が残した財産を引き継ぐことを
相続と呼び、
相続物件は
相続された
不動産のことを言います。
相続物件を売却する際には、譲渡所得税が課税されます。